知的財産ニュース フェイスブック、偽物取締りできる特許を出願

2016年11月25日
出所: 電子新聞

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フェイスブックが「偽物」を取り締まる特許を出願した。ビジネスインサイダー等、海外メディアは今月24日(現地時間)、フェイスブックが長年悩み事だった偽物の販売を撲滅する方法を見つけたと報じた。

フェイスブックが出願した特許「ロゴ追跡」(Logo Detection、公開番号US20160342859)によると、同技術は掲示されたイメージに含まれたロゴを認識し、必要な場合、通報することができる。広告主は、当該特許を利用して許可されていない広告に自社のロゴが含まれているかを見つけ出すことができる。偽物の販売者が検索から逃れるために、当該ブランド名をテキストで記載しなくても広告主は偽物の追跡が可能というのが強みだ。


フェイスブックが出願した「ロゴ追跡」特許(US20160342859)の図面

海外メディアは、この特許が商用化しなくても、フェイスブックが知的財産権問題に真剣に向き合うという点で望ましいことだと評価した。ロゴ等の商標・デザインの他に、著作権のあるイメージ無断共有に対する追跡にも使用できる。フェイスブックのページもよくイメージの無断使用やリサイクルに利用されるが、当該技術が商用化すれば、このような問題を防止することができると専門家らは予想している。

フェイスブックは、これまでオンライン広告を越えて全方位広告プラットフォーム会社へと進化してきた。 広告プラットフォームに関する技術投資を増やし、特許も数十件出願した。フェイスブックは、最近「テレビ及びビデオプログラミング共有特許」(公開番号US20160007096)を出願し、ロゴの偽造検査等による真贋判定技術を公開したことがある。

シン・ミョンジン記者 mjshin@etnews.com

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