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知的財産ニュース 米最高裁、サムスン‐アップル特許訴訟審理を開始

2016年10月12日
出所: 電子新聞

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「世紀の特許訴訟」と呼ばれるサムスン電子とアップルのスマートフォンのデザイン特許侵害審理が11日(現地時間)米連邦最高裁で開かれた。グローバル情報技術(IT)会社間の特許争いを超え、米連邦最高裁判所がデザイン特許をめぐって上告審を開いたのは122年ぶりで、さらに話題を集めた。訴訟と関連して米情報技術(IT)業界はサムスンを、ファッション企業はアップルを応援した。

同日午前10時、ワシントンDC 1番街1番地に位置した連邦最高裁1階の法廷にゾンロバーツ最高裁長官をはじめ8人の最高裁判事が入場し、口頭審理で行われた。上告審の審理は今回の口頭審理が最初であり最後の審理となる。判決は、数ヵ月後の来年上半期中に出される見通しだ。

今回の訴訟は2011年4月に始まった。当時アップルは、「サムスンがi-phoneのデザイン特許を侵害した」として訴訟を提起した。1年後、アップルは機能と関連してまた訴訟を提起し、訴訟は2つに分けて行われた。サムスンはいずれにおいても1審で負けた。

アップルが1回目のデザイン特許侵害訴訟で侵害されたと主張するi-phoneの特許は、黒い四角形に丸い角を規定した特許、液晶画面にベーゼルを付けた特許、プログラムとアプリケーションを示すカラーグリッドアイコンの3つである。


米連邦最高裁判所

アップルは、デザイン特許侵害に関連して2012年の1審に続き、2015年に開かれた2審においても勝訴した。サムスンに命じられた賠償額は1審(9億3,000万ドル)より縮小し、2審では5億4820万ドルに減少した。2審でアップルは「i-phoneの外観は保護を受けられない」との判決を言い渡された。2審の判決を受け、アップルに5億4,800万ドルを支払ったサムスンは費用が過剰に算定されたとして上告し、今回連邦最高裁判所の審理が開かれることになった。サムスンは「スマートフォンのデザインの一部を侵害したという判定を受けたが、賠償額はスマートフォンの販売額全体で計算され、不合理だ」という立場だ。つまり、今回の連邦最高裁の審理で争点となるのは、デザイン特許の侵害有無ではなく、サムスンが言い渡された賠償金の規模が妥当かどうかとことだ。

サムスン側のキャサリン・サリバン(Kathleen Sullivan)弁護士は25分間の弁論において「20万個以上の特許技術が組み込まれている複合技術製品であるスマートフォンが3件のデザイン特許を侵害したという理由からスマートフォンの販売利益金全体を賠償するように命じられたことは、とんでもないことだ。19世紀の特許法を先端技術時代の21世紀にそのまま適用することと同じだ」と主張した。また「スポーツカー等を買う時に、一部(デザイン)だけを見て購買するわけではない」と付け加えた。

アップルの弁護人も負けなかった。「強力なデザインの保護は創意と革新を促進する。サムスンのコピーは、デザイン革新を冷え込ませる」と声を高めた。ミシガン大学のランダオズワールド法・ビジネス教授は「今回の事件は、色々な面で歴史的訴訟といえる。技術は光のスピードで動く半面、法律がそのペースに付いていけない。このような面でも今回の訴訟結果は注目される」と話した。

今回の訴訟について、フェイスブック、グーグル、イーベイ等の米国のグローバルIT会社は、サムスン寄りの立場を取っている。同社らは「現代の技術製品はデザイン一つだけを見て購買するわけではない。課徴金を幅広く適用すれば、毎年数十億ドルを投入する研究開発が委縮してしまう」との意見を示した。一方、ティファニー、アディダス、ジェニヨンのようなファッション企業は、アップルの肩を持っている。同社らは「製品のデザインが購買を引き起こす核心要素だ。デザインのコピーは革新を阻害する」とアップル寄りの発言をした。

同日の審理は、全般的にサムスン側に多少有利な形で進み、賠償額が縮小するという見方が優勢だった。

今回の訴訟には一般の市民に大きな関心を見せており、同日午前6時30分から最高裁判所の入口に列を成し、先着順で250人ほどが法廷に入場した。その一部は傍聴席(180議席)が足りなく立ったまま弁論を聞いていた。

バン・ウンジュ記者 ejbang@etenws.com

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