知的財産ニュース LG電子、ノキアとスマホ関連特許のライセンス契約を締結

5037

LG電子は16日、ノキアとスマートフォン関連特許のライセンス契約を締結したと発表した。LG電子がロイヤルティーを支払ってノキアの特許を使うのが本契約の主な内容だ。両社は、LG電子がライセンスを受けるノキアの特許について具体的な説明はしなかった。ただ、今後1～2年間にかけて交渉を行い、ロイヤルティーの金額を確定するとしている。

一部では、LG電子が標準特許354を始め、ノキアが保有するスマートフォン関連特許のほとんどに対してライセンス契約を締結したとみている。今後のスマートフォン開発において、ノキアの特許との紛争だけは避けたい狙いがあるものと考えられる。

ノキアは2G、3G、4Gに関する特許を約3万件保有している。

通信・製造業界は、ノキアが持っている特許をどのように活用するかについて大きな関心を持っている。ノキアは保有特許を活用して収益の拡大を狙う「パテントトロール」ではないことを公に強調し続けてきた。しかし、数万件以上の特許を持っているノキアが、スマートフォン市場において依然として影響力を及ぼしていることが今回の契約で改めて確認された。

アン・ホチョン記者　hcan@etnews.com