知的財産ニュース サムスン、アップルに特許侵害賠償金を支給
2015年12月5日
出所: 電子新聞
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サムスンは今月3日、アップルに5億4千800万ドルのアップル特許侵害賠償金を支払うことで合意した。
特許専門サイト、FOSS Patentsは3日(現地時間)米カリフォルニア法院の北部支院、サンノゼ支院に提出された「アップル対サムスン特許侵害訴訟」合意発表文書を引用し、「サムスンはアップルと、計5億3千816万6,477ドルの賠償金を支払うことで合意した。賠償金はアップルから請求書が届いた日から10日以内に支払われる予定だ」と報じた。
アップルが韓国時間で12月4日請求書を送るとすれば、サムスンは14日までに賠償金を支払うことになる。特許侵害に対する賠償金の支払いが決まったのは、アップルがサムスンを相手取って特許侵害訴訟を提起してから4年経ってのことだ。
アップルは2011年に初めてサムスンをピンチトゥーズームやマルチタッチジェスチャーのようなアップル特許を侵害したとして提訴した。当時アップルが要求した賠償金額は25億ドルで、法院判決額は10億8千万ドルだったが、今月3日サムスンが法院に提出した賠償金支払い履行合意文書では5億4千800万ドルに減っている。
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アップルの特許訴訟文書に登場したサムスン携帯電話の変化。写真=アップル
しかし、同争いはまだ終わっていないように見られる。
合意文書では、サムスンが賠償金を支払った後展開される法院判決によりサムスンに賠償額を返すかどうかを巡って両社間で意見の隔たりが見られる。さらに、アップルのいわゆる「915特許」の合法性も厳しく脅かされている。
サムスンはこの日提出した合意文書で「(今週末内にアップルから請求書が送られたら)今月14日までに5億4,800万ドルを支払う計画だ」と書いた。また、同文書には「サムスンはアップルから賠償額の一部を返してもらえる権利を持つ。この権利には(これから展開される)いかなる米特許庁の特許審査結果や上告審査委員会の反応、そして大法院請願結果も含まれる。サムスンは米特許審判院による915特許は無効という最終判決と、アップルが先週米特許庁連邦巡回法院に送った控訴公知文に注目している」と書いてある。
FOSS Patentsの関係者は「サムスンが(アップルに特許侵害賠償金を払った後で進められる)大法院上告審における特許侵害判決により、今回アップルに支払う賠償金5億4千800万ドルの一部を返してもらえる(返還)との立場をはっきりしている」と指摘した。
一方、この日法院に提出された賠償金合意文書でアップルは「サムスンが主張する返還権利に反対する」としている。
こうしたことから、アップルとサムスンの特許紛争が完全に終結するまでにはまだ時間がかかるものと見られる。
イ・ジェグ記者 jklee@etnews.com
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