知的財産ニュース 2013年、韓国技術貿易15%増加、赤字規模は4年連続で減少
2015年1月2日
出所: デジタルタイムズ
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特許と発明、エンジニアリングなどを輸出入する「技術貿易」の規模が15%近く増加し、成長傾向を続けている。特に技術貿易の分野において赤字規模が4年連続で減少していて、注目が集まっている。
未来創造科学部は韓国産業技術振興協会が行った「2013年度技術貿易統計調査」の結果を発表した。
技術貿易とは、技術または技術サービスに関して国際的・商業的に費用の支出および収入がある取引を意味する。特許販売、ライセンシング、発明、ノウハウの伝授、技術指導の研究、エンジニアリング・コンサルティング、研究開発サービスなどが含まれる。未来部は、技術貿易においては全体の輸出入規模が重要だが、それは市場の変化に伴って企業が素早く商品を革新する能力が大きいとの意味だと説明した。
今回の調査結果によると、2013年度韓国の技術貿易の規模は、188億8,000万ドルで、前年比15.4%、25億2,100万ドル増加した。
技術輸出は2012年の53億1,000万ドルに比べ、15億3,500万ドル増加した68億4,600万ドル(28.9%増)で、技術導入は120億3,800万ドルで前年比8.9%増えた。結果、韓国の2013年度の技術貿易収支比(技術輸出額/技術導入額)は、0.57と前年度の0.48に比べて改善された。
赤字規模も4年連続で減少した。産業別には電気電子が32億ドル(46.8%)、機械20億400万ドル(29.3%)、情報通信7億5,000万ドル(11.0%)の順となった。主な技術輸出相手国は、中国、フランス、米国などで、主な技術導入相手国は、米国、日本、ドイツなどだった。
パク・ジソン記者
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