知的財産ニュース KIPO、「特許情報活用支援センター」開所式を開催

2014年6月24日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁は6月23日、韓国特許情報院にて特許情報の民間利用を支援する「特許情報活用支援センター」の開所式を行った。

同センターでは、韓国特許庁が保持している膨大な特許情報を提供し、その情報を創業や事業化の実現につなげるよう支援する予定だ。

開所式には、キム・ヨンミン長官をはじめ、知識財産サービス協会のペク・マンギ会長、創業振興院のカン・シウ院長、BI産業協会のソ・ジュウォン会長などが参加した。

キム長官は、祝辞を通じて「政府3.0の重要課題である「公共データの公開」に向けて、特許情報公開・活用の前哨基地になるセンターの開所を心より歓迎し、韓国特許庁は、特許情報を活用したアイデアが創業と雇用創出につながるよう、一層多様な支援策を講じる計画だ」と述べた。

特許情報活用支援センターは、特許情報の活用を促すため、出願人の代表名、特許の法的状態情報など、民間の需要が多く、波及効果の大きい特許情報を積極的に公開し、

米国、日本、中国など特許分野の先進5カ国特許庁長官会合(6月4日~6日)において、各国の特許情報を一般に公開することに合意し、主要国の特許文献情報もセンターを通じて段階別に提供する予定だ。

また、特許情報を活用した民間企業の商品やサービスを需要者がアプローチしやすくするため、今年末オープンを目処に特許情報の公開・流通サイト構築に取り組んでいる。

また、(予備)創業者などが特許情報を活用し、創業や事業化の実現につなげるよう、未来創造科学部や安全行政部などと共同で公共データ活用大会「bigdathon 2014(bigdathon.kbig.kr)」を開催し、優秀なアイデアの発掘を支援するほか、創業振興院、BI(Business Idea)産業協会などの関係機関と連携して特許情報を活用した創業支援プログラムを設ける予定だ。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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