知的財産ニュース 韓国特許庁、「2013知識財産白書」を発行

4661

韓国特許庁(庁長キム・ヨンミン)は、2013年度知的財産政策の現況と主な成果をまとめ、今後の知的財産政策のあり方を盛り込んだ「2013知識財産白書」を発行した。

2013年、特許庁は創造経済の実現に向けた５カ年総合実現戦略の策定、品質中心の特許審査パラダイムの転換、産業間の融合トレンドを反映した特許審査組織の全面改編、企業の知的財産権活用および紛争への対応支援に向けた知的財産(IP)金融の活性化などの政策を推進してきた結果、国務調整室が主管する政府業務評価において優秀機関に選ばれた。また、国際的な成果としては、国内で初めてTM５(商標五庁会合)の国際会議を開催し、IP５(五大特許庁)の専門家グループ協議をリードするなど、韓国特許庁のステータスを向上させるとともにグローバル・ルール作りの主導権を確保することができた。

キム・ヨンミン庁長は、「知的財産行政の詳細な現況とその成果などを盛り込んだ白書により、創造経済時代の根幹となる知的財産に関する国民の理解と関心を高め、知的財産政策のあり方を共有していきたい」と述べた。

本白書は、1. 知的財産政策の概観、2. 知的財産権を創出するシステム改革、3. 知的財産およびアイデア保護の強化、4. 中小企業による知的財産活用力量の向上、5. 知的財産行政サービスの高度化、6. 知的財産専門の人材育成およびグローバル・リーダーシップの強化、7. 出願、審査・審判、登録分野の現況 の計７セクションに構成されている。

「2013知識財産白書」は、中央行政機関および地方自治体、全国の大学および公立図書館、マスコミなどに配布され、知的財産政策のあり方および成果を理解するにおいて、有効な資料として活用することができる。

同白書は、韓国特許庁ホームページ(www.kipo.go.kr)上でダウンロードできるほか、政府刊行物販売センターで購入することもできる。