知的財産ニュース 2014年第3四半期の知的財産権の動向

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• この動向資料は、2014年7月１日から9月30日までに受付けされた資料(出願日ベース、暫定値)を基に集計された2014年第3四半期の知的財産権の統計である。
  ※取下、放棄、出願人の情報変更などの事由により、追って変動の可能性有り
  ※累計ベースの統計も同時に集計
• 増減率は前年同期比ベース

2014. 10.
特許庁
Korean Intellectual Property Office

2014年第3四半期の知的財産権の動向
知的財産権の出願件数は、前年同期比10.9％増加

出願動向

2014年第3四半期の知的財産権の出願件数合計は115,616件であり、前年同期比10.9％増加した。
最近5年間の同期(第3四半期)比出願件数の増加率のうち、最も高い増加幅となった。
※('09)0.5％→('10)8.9％→('11)8.2％→('12)7.0％→('13)7.3％
権利別では特許、商標がそれぞれ20.9％、6.6％増加したが、実用新案、意匠はそれぞれ18.5％、5.0％減少した。

出願人別では、個人が47,018件(内国46,298件、外国720件)、企業が47,081件(大企業15,573件、中堅企業5,179件、中小企業26,329件、内国企業ベース)、大学および学校3,586件などとなり、
大学・学校の出願が前年同期比20.9％増加した一方、企業の出願は前年同期比5.2％減少した。

内・外国人別による知的財産権の出願の場合、内国人は前年同期比12.1％、外国人は4.0％増加した。
地域別の内国人出願は、ソウルが37,497件、京畿が32,138件、仁川3,589件の順となった。
国別の外国人出願は、日本5,212件、米国4,740件、ドイツ1,125件、中国976件、フランス680件の順だった。

特許・実用新案分野の多出願順位(内国人)では、サムスン電子が2,015件を出願して第１位となった。その次にLG電子、LG化学、サムスン・ディスプレー、韓国電子通信研究院、現代自動車の順となった。

登録動向

2014年第3四半期の知的財産権の登録件数合計は71,828件であり、前年同期比-1.3％減少した。
権利別では意匠の登録件数が24.0％増加した反面、特許、実用新案、商標は-13.9％、商標はそれぞれ-2.8％、-19.8％、-8.6％減少した。

内・外国人別では、内国人が-2.0％減少し、外国人は1.8％増加した。
※特許登録は、内国人が-4.3％、外国人が2.0％増加
地域別では、ソウルが22,849件、京畿が15,218件、大田が2,503件、仁川が2,417件、大邱が2,074件の順であり、外国人登録件を国別に見ると、日本が4,714件、米国が3,900件、ドイツが1,111件、フランスが642件、中国が618件の順となった。

登録主体別の特許登録は、個人が20,297件(内国17,728件、外国2,569件)、企業が34,495件(大企業11,156件、中堅企業4,471件、中小企業18,868件、内国企業ベース)、大学および学校2,870件で、
個人および大学・学校の登録は前年同期比それぞれ0.8％、8.1％増加した反面、企業の登録は前年同期比-2.7％減少した。

特許・実用新案分野の多登録順位(内国人)では、サムスン電子が992件で第１位となった。次いでLG電子、現代自動車、ポスコ、LGディスプレーの順となった。

審査および審判の動向

2014年第3四半期における特許審査の請求件数は42,445件で、前年同期の39,220件に比べて8％増加した。
2014年第3四半期までの特許審査の請求件数(累計ベース)は121,893件で、前年同期比6％増加した。
PCT国際調査の請求件数は7,833件で、前年同期比2％増加した。

2014年第3四半期における知的財産権の審判請求件数は2,987件で、前年同期比-19.4％、審判処理件数は2,958件で前年同期比-14.0％それぞれ減少した。
権利別の審判請求件数をみると、特許が1,841件、実用新案が59件、意匠が960件でそれぞれ前年同期比-17.5％、-51.6％、-20.0％の減少となった。

参考資料：2014年第3四半期の知的財産権の統計資料