知的財産ニュース 2014年第2四半期の知的財産権の動向

2014年7月17日
出所: 韓国特許庁

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この動向資料は、2014年4月1日から6月30日までに受付けされた資料(出願日ベース、暫定値)を基に集計された2014年第2四半期の知的財産権の統計である。
※取下、放棄、出願人の情報変更などの事由により、追って変動の可能性有り
※累計ベースの統計も同時に集計

増減率は前年同期比ベース

2014.7.
特許庁 Korean Intellectual Property Office

2014年第2四半期の知的財産権の動向
知的財産権の出願件数は、前年同期比1.1%増加

出願動向

2014年第2四半期の知的財産権の出願件数合計は110,033件であり、前年同期比1.1%増加した。
権利別では特許、商標がそれぞれ5.2%、1.3%増加したが、実用新案、意匠はそれぞれ-23.3%、-7.3%減少した。

内外国人別による知的財産権の出願の場合、内国人は前年同期比1.1%、外国人は0.8%増加した。
地域別の内国人出願は、ソウルが36,428件、京畿道が26,671件、大田4,148件の順となった。
国別の外国人出願は、米国5,146件、日本4,456件、ドイツ1,182件、中国795件、フランス712件の順だった。

出願人別では、個人が41,306件(内国40,520件、外国786件)、企業が47,259件(大企業13,758件、中堅企業4,791件、中小企業28,710件、内国企業ベース)、大学および学校3,991件などとなり、
個人および大学学校の出願が前年同期比それぞれ10.2%、14.1%増加した一方で、企業の出願は前年同期比-5.7%減少した。

特許実用新案分野の多出願順位(内国人)では、サムスン電子が1,626件を出願して第1位となった。その次にLG電子、韓国電子通信研究院、LG化学、サムスンディスプレー、LGイノテックの順となった。

登録動向

2014年第2四半期の知的財産権の登録件数合計は72,060件であり、前年同期比5.5%増加した。
権利別では特許、意匠がそれぞれ9.3%、12.5%増加した反面、実用新案は-13.9%、商標は-1.4%減少した。

内外国人別では、内国人が5.9%、外国人が3.8%増加した。
※特許登録は、内国人が9.5%、外国人が8.6%増加
地域別では、ソウルが23,124件、京畿道が14,802件、大田が2,697件、仁川が2,628件、忠清南道が2,001件の順であり、
外国人登録件を国別に見ると、日本が4,641件、米国が3,833件、ドイツが1,161件、中国が702件、フランスが654件の順となった。

登録主体別の特許登録は、個人が19,648件(内国16,969件、外国2,679件)、企業が35,163件(大企業11,908件、中堅企業4,424件、中小企業18,831件、内国企業ベース)、大学および学校2,999件で、
個人、企業、大学および学校の伸び率はそれぞれ7.4%、8.0%、11.1%で、前年同期比でそれぞれ増加を見せた。

特許実用新案分野の多登録順位(内国人)では、サムスン電子が1,049件で第1位となった。次いでLG電子、ポスコ、現代自動車、LGディスプレーの順となった。

審査および審判の動向

第2四半期の特許審査請求件数は39,380件で、前年同期の39,588件に比べて-1%減少した。
第2四半期まで累計ベースの特許審査請求件数は76,893件で、前年同期比2%増加した。
PCT国際調査の請求件数は7,718件で、前年同期比12%増加した。

第2四半期の知的財産権の審判請求件数は2,959件で前年同期比-22.3%、審判処理件数は6,089件で前年同期比-16.9%それぞれ減少した。
権利別の審判請求件数を見ると、特許が1,838件、実用新案が73件、商標が887件でそれぞれ前年同期比-22.4%、-39.7%、-24.1%減少した一方、意匠は161件で5.9%増加した。

別添:2014年第2四半期の知的財産権の統計資料

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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