知的財産ニュース サムスン電子 ギャラクシーS4でLTE市場1位

2013年8月18日
出所: デジタルタイムズ

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サムスン電子が第3四半期ぶりに世界LTE携帯電話市場で1位を獲得した。

米国の市場調査機関「SA」は、第2四半期における世界LTE携帯電話市場でサムスン電子が2720万台を販売し、市場シェア率47%を獲得して昨年の第4四半期以後、アップルに渡した1位を取り戻したと18日発表した。

販売量では、第1四半期より1700万台ほど増え、市場シェア率は第1四半期の25%に比べて、22%ポイントも増加した。4月末、「ギャラクシーS4」が発売された後、世界的にLTEスマートフォンの販売が急増したのが背景として分析される。

アップルは、LTE網を支援する「アイフォン5」の売れ行きが好調、昨年第4四半期と今年第1四半期にそれぞれ市場シェア率54.1%と41.3%を記録し1位となったが、第2四半期には、シェア率が23.5%に落ち、2位にランク下げした。一方、ソニーが360万台を販売してシェア率6.2%をとなり、3位のLG電子を追い抜いて史上初めて3位に上がった。

LG電子は、3四半期連続LTE携帯電話分野で3位を守ったが、第2四半期に販売量が50万台ほど減ってLTE市場に進入した以来、初めて4位に落ちた。

サムスン電子が世界LTE市場1位を取り戻したことには、「ギャラクシーS4」の販売の好調、多様な最新LTE端末ポートフォリオ、確固たる技術支配力、特許競争力などが要因として分析される。特に、今年は、世界初のLTE-アドバンスト(LTE-A)スマートフォン「ギャラクシーS4 LTE-A」をリリースし、周波数分割(FD) LTEと時分割(TD) LTE網をすべて利用できるスマートフォンも発売した。

世界的なコンサルタントグループ「トムソンロイター」と特許評価専門会社「AOP」が昨年2月に行ったLTE特許競争力評価では、ノキア、クアルコムに続き3位にランクされ特許競争力を認められた。

キム・ユジョン記者

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