知的財産ニュース サムスン電子、欧州特許庁への特許出願件数1位

2013年3月6日
出所: デジタルタイムズ

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欧州特許庁(EPO)への企業別の年間特許出願件数においてサムスン電子が1位となった。

EPOが6日に発表した毎年の特許出願結果報告書で、サムスン電子は昨年、2千289件の特許を出願して1位となり、LGは1千635件で5位となったと発表した。

アジア企業がEPO特許出願件数で1位となったのはサムスンが初めてだ。

サムスンに続き、ドイツのジーメンス(2千193件)、BASF(1千713件)が2位,3位となり、米国のGEが1千702件で4位だ。

国籍別で韓国は、全体出願件数の5.6%を占めて5位だ。米国は24.6%で1位となり、日本(20.1%)、ドイツ(13.3%)、中国(7.3%)が後を次いだ。

EPOは、2012年に過去最多の25万7千744件の特許が出願され、2011年より5.2%増加した水準だと発表した。

韓国と中国などのアジア企業は、デジタル通信分野で高い伸び率を示した。韓国と中国の特許出願を背景に、デジタル通信分野の出願件数は20%増となった。中国は、全体出願の42%がデジタル通信分野で、韓国は13%だ。

EPOは、1977年、特許分野で欧州国間の協力を強化するために発足された。ドイツミュンヘンに本部を設けており、現在、欧州38カ国が加盟国となっている。

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