知的財産ニュース 人気番組の商標出願が急増

2013年10月16日
出所: 韓国特許庁

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人気を得ているテレビ番組の商標出願が急増している。

韓国特許庁によると、地上波放送3局の代表的なバラエティ番組「1泊2日(1박2일)」、「無限の挑戦(무한도전)」、「ランニングマン(Running Man)」などの商標出願が増加しているなか、最近では、ケープルチャンネルで人気を集めている「姑ワールド(시월드)」、「花よりジイちゃん(꽃보다 할배)」などの商標出願も急増しているという。

KBS、SBS、MBCなどの地上波放送局の代表的な人気番組の2007年以降の商標出願を分析すると、「1泊2日(1박2일)」96件、「無限の挑戦(무한도전)」41件、「本物の男(진짜사나이)」11件、「ランニングマン(Running Man)」12件、「ヒーリングキャンプ(힐링캠프(Healing Camp))」14件、「太陽を抱いた月(ヘプムダル) (해를 품은 달(해품달))」34件など、計208件の商標出願があるという。そのうち、個人の出願は137件(66%)と、法人の出願71件(34%)より多くなっている。

一方、ケーブル放送局(JTBC、チャンネルA、TV朝鮮など)の人気番組の商標出願も最近急増しているが、2012年以降の出願を分析すると、「姑ワールド」が8件、「花よりジイちゃん」9件など、計17件が出願されたが、個人による出願は8件(47%)、法人の出願は9件(53%)と、法人による出願が若干多い。

ただ、全体出願人のうち、番組を制作した放送局が出願したのは、計47件で、全体出願225件の21%にすぎない。

特許庁の関係者は、テレビ番組の場合、放送局など制作者が特許を登録すことが重要だと指摘し、実務的に正当な権利者に限って登録されるようにしていると説明した。

正当な権利者以外の者が出願したことが番組と協賛、または後援するものと、需要者を欺く懸念があると判断される場合には、出願をすべて拒絶すると述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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