知的財産ニュース 韓国知識財産協会がアニュアルコンファレンスを開催

2013年11月20日
出所: 韓国特許庁

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特許庁と韓国知識財産協会(以下、KINPA)は、11月20日、ソウルで「KINPA アニュアルコンファレンス」を開催すると発表した。米国の特許法改正にともなう韓国企業の出願及びトラブルへの対応など、最近のイシューと情報を共有し、自国企業の知的財産戦略の確立及び専門性の向上を図るためだ。

KINPA アニュアルコンファレンスは、グローバルにおいて特許トラブルが激しくなっている状況で、最新の知的財産イシューを共有し、企業間の経営ノウハウを拡大するという趣旨から、2008年初開催の以来、毎年1回開催し、今年6回目を迎えた。毎年、サムスン電子やLG電子、現代自動車など、KINPAの加盟社だけでなく、非加盟社の取締役、公的機関などから約300人が参加している。

今回のコンファレンスでは、国家知識財産委員会のユン・ジョンヨン委員長が参加する予定で、「米国特許法の改正にともなう韓国企業の出願及びトラブルへの対応戦略」というテーマで高麗大学のチョ・ヨンソン教授の司会で4人のパネルが制度(法)観点、訴訟観点、企業観点、NPE観点からパネルディスカッションを行う予定だ。

細部のテーマ発表では、パネルディスカッションに参加した専門家がそれぞれのテーマについてより詳しい内容を発表する予定で、そのほかに中国の最近の知財権トラブルの事例及び法改正の動向、米国裁判所の特許損害賠償額の算定基準及び韓国企業の対応戦略、発明新工法の改正が企業に与える影響などを発表する。

今回のコンファレンスでは、今年のベスト特許エンジニア賞の受賞者5人への授賞式も行われる。

キム・ヨンミン長官は、「コンファレンスを通じて、様々な見方から米国の特許法改正にともなう韓国企業の知的財産経営戦略の見直しを図り、能力を高めるきっかけになることを期待している」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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