知的財産ニュース 電力を代替するクール素材商品が人気

2013年7月30日
出所: 韓国特許庁

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例年より早く始まった猛暑と梅雨が続いている。夏の電力需給がひっ迫し、節電とともに、猛暑との戦争を繰り返している。

そのため、電気などのほかの動力なしに暑さに耐えるクーリング商品に関心が集められている。

クールマットやクール座布団、クール衣類、クールスカーフ、クールチョッキなど、クール素材を適用して体感温度を下げる製品だ。

こうしたアイデア製品と、機能を備えた新製品が特許出願されるなど、さまざまなクーリング商品が続々と登場している。

韓国特許庁によると、2000年から2012年までのクール素材関連の特許出願は、計80件出願され、2006年までは1,2件が出願されたが、猛暑と熱帯夜が続いた2007年から2012年まで、クール素材は、1年間平均9件と、出願が急増した。

熱帯夜の寝どころや人が座っているときに使用する「クールマット」や、「クール座布団」は21件の特許が出願されている。背中やお尻の熱を吸収する吸収型ポリマーを用いて体温を3~5度下げる製品が人気を集めている。

夏場のアウトドアやレジャーをはじめ、日常生活でも人気を得ている「クール衣類」や「クール生地」は、クール素材の中で最も多い30件が特許出願された。アウトドア衣類の生地に冷汗、吸収速乾などの機能性を加え、汗の吸収度を高め乾燥させ、体温を下げる機能がある製品だ。

「クール帽子」は8件、「クールマフラー」は7件が出願された。頭や額、首に触れるバンド部分をクール素材にし、体温を下げて涼しさを感じさせるのが特徴だ。

アウトドアで活動するとき、紫外線から腕を保護し涼しくする「クールアームウォーマー」、寝床で止揚する「クール枕」、チョッキにクール素材を適用した「クールチョッキ」など、さまざまな商品が並ぶ。

こうした冷汗機能をするクール素材は、猛暑対策とともに、消費者のニーズを満足させるほか、エネルギー節約にも役立つ。こうしたクール素材の特許出願は、企業の割合が87.5%と、個人(12.5%)よりはるかに高い。

韓国特許庁の繊維生活用品課のソ・イルホ課長は、「猛暑が続くとき、暑さ対策としてさまざまなクーリング商品の特許出願は増加していくと考えられる」とコメントした。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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