知的財産ニュース 韓国特許庁 知的財産権の全国巡回フォーラムを開催

2013年6月21日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁は、6月21日のインチョンを皮切りに、地域知識財産の全国巡回フォーラムを11月まで毎月開催すると発表した。

韓国特許庁は、知的財産を活用して地域の競争力を高めるため、知財スター企業の育成、国内外の出願にかかるコストや先行技術調査費用の支援、ブランド・デザインの価値向上など、地域の知的財産創出に向けた様々な取り組みを31地域の知識財産センターと共に推進している。

一方、知的財産に基づいた地域経済の発展という面においては、知財の創出支援事業とともに、自治体・地域企業・大学・住民などの知的財産に対する認識の一層の向上が求められると判断し、知的財産フォーラムを企画することとなった。

今回のインチョンフォーラムでは、韓国特許庁とインチョン広域市が創造経済時代における知的財産権の重要性を共に認識し、了解覚書を締結することで、知的財産権の創出・保護・活用を通じたインチョン地域の競争力の向上のきっかけになると期待されている。

キム・ヨンミン庁長は、基調演説を通じて、新政権の掲げる「創造経済とインチョンの知的財産戦略」について説明し、創造経済時代におけるインチョンの知的財産実行戦略を提示する予定だ。

その後、知財スター企業の最高経営責任者とともに懇談会を開くほか、現場を訪問して現場の声を直接聞くことで、国民のニーズに合わせた政策を確立していく計画だ。

パネルディスカッションでは、インチョン大学のチェ・ジンタク教授が「経済首都インチョンの知的財産戦略」について発表を行い、様々な意見交換が行われる予定だ。

インチョン知識財産センターのキム・ギワンセンター長は、「インチョンは、全国で初めて知的財産振興条例を公布し、知的財産振興計画を立てた地域だ。他の市道に比べ、知的財産の政策的インフラが整っている。今回のフォーラムを通じて、経済首都インチョンの競争力がいっそう高められるきっかけになると期待している」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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