知的財産ニュース 特許戦争時代、三星が保有する武器は世界2位

2012年3月18日
出所: 電子新聞

3512

特許戦争時代。武器(特許)を多く保有している企業が有利な立場に立つ。

ビジネスインサイドは18日、現在米国特許庁のデータベースを基準に特許を最も多く保有している企業リストを分析した。

1位はIBMで7万715件を保有しており、これらの特許収入だけで年間10億ドルに達する。IBMは、1990年代初頭から特許が「武器」になることを認識し、米国で専門担当部署を設置した最初の企業だ。昨年だけで6180件の特許を取得した。

これに続いて、三星電子が米国特許庁に4万7855件の特許を登録。昨年は4894件の特許を取得して2位のポジションを占めた。

3位はキャノンで、4万6322件の特許を保有している。デジタルカメラ時代に遅れをとらないよう着実に研究開発を進めた結果と思われる。続いてソニー(3万6508件)、HP(2万4904件)の順であることが分かった。

ゼロックスは2万3604件の特許を保有して6位。ゼロックスは、PARC(パロアルト研究所)を運営中で、そこでコンピューターグラフィック、マウスなどが誕生した。インテル(2万1152件)、マイクロソフト(1万9800件)、ノキア(9615件)などが後に続く。

オラクルは3371件を保有しているが、数年前に買収したサンマイクロシステムズの特許7618件を合わせれば、1万1000件を上回る。アップルは4649件で、10位圏内に入ることができなかった。

グーグルは以外にも1124件のみで、IT業界でライバルと呼ばれる他の企業と対照的だ。これは、グーグルが「無理して」モトローラを買収した理由と思われる。この他、移動通信企業では唯一べライゾン(1110件)が名を連ね、ヤフーが1029件、アマゾンが448件であることが分かった。

ホ・ジョンユン記者

特許保有企業20位圏(出処:米国特許庁)

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195