知的財産ニュース オランダ裁判所、「サムソンアップル特許を侵害していない」

2012年10月24日
出所: 電子新聞

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サムソン電子がオランダにおける初の特許本案訴訟でアップルに勝訴した。

イギリスのデザイン特許に続き、オランダでの常用特許の訴訟でもアップルの主張は退けられ、欧州における特許合戦はサムソンに有利に展開されている様子だ。

オランダのヘーグ裁判所は、現地時間の24日、サムソン電子の「ギャラクシーS」、「ギャラクシーS2」、「ギャラクシーAce」、「ギャラクシーTab7.0」、「ギャラクシーTab10.1」が自社のマルチタッチ特許を侵害したとしてアップルが提起した訴訟で、原告敗訴判決を言い渡した。

裁判所は、「サムソン電子がギャラクシー・シリーズのスマートフォンとスマートパッド両方もアップルのマルチタッチ技術の特許を侵害していない。」と述べた。

マルチタッチは、2本以上の指で画面を縮小・拡大する技術だ。ヘーグ裁判所は、昨年8月、アップルが出した仮処分申請についての決定でも、この特許侵害事実を退けた。

18日、イギリス裁判所のデザイン特許関連の控訴審でもアップルの主張が退けられ、サムソン電子が勝訴した。ロンドン裁判所は、アップルが新聞や雑誌、イギリスの公式ホームページなどに「サムソン電子のギャラクシーTabは、アイパッドのデザイン特許を侵害していない」という内容を告知すべきだと命令した。

サムソン電子は、ヘーグ裁判所の判決について「当社の製品がアップルの知的財産権を侵害していないことを確認してくれた。引き続きオランダ市場に革新的な製品と技術を提供していきたい。」とコメントした。

一方、25日には、米国国際貿易委員会(ITC)がアップルの提起したサムソン電子の特許侵害提訴について予備判定を下す。ITCは、輸入差し止めの権限を持っているため、両社とも神経をとがらせている。

キム・インスン記者

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