知的財産ニュース LG電子、MSと特許使用契約締結

2012年1月13日
出所: デジタルタイムズ

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LG電子は、マイクロソフト(MS)と運営体制(OS)技術を含んだ両社の特許の相互契約を締結したと13日明らかにした。

この契約により、LG電子はタブレットPCとスマートフォンなどで使用されるアンドロイドOSとクロムOSプラットホームに適用されたMS特許技術を使用することができるようになった。

これに先立ち、三星電子とHTCなど他のグローバルスマートフォン製造会社もMSと特許使用契約を結んでいる。

当初、グーグルはアンドロイドをオープンソースとして開放して誰でも無料で使えるようにしたが、MSとオラクルなどはアンドロイドに適用された技術の一部が自社の特許を侵害しているとして、製造会社と別途の交渉を引き続き行なっている。

今回の契約の具体的な内容は公開されなかったが、三星電子とHTCがMSに支給する特許使用料が1台当たり5ドル前後と知られている点を考慮すると、LG電子のロイヤリティーも似た水準であると業界では推定している。

LG電子は、今回の契約が2007年に締結した両社の包括的な特許使用契約の更新形態で行なわれたことを強調し、LG電子もPCとオーディオ、ビデオ関連の特許技術をMSにライセンシングしていると話した。

LG電子関係者は「今回の契約は、両社間の特許紛争が終息した友好的な契約で、今後安定した自社の事業環境の構築に多いに役に立つだろう」と話した。

パク・チソン記者

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