知的財産ニュース アップル、三星に和解提案、特許戦争に終止符を打つか

2012年3月7日
出所: 電子新聞

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昨年11月に続き、アップルがまた三星に特許ライセンスの支払いを提案した。事実上の合意提案だ。

ダウジョーンズ、ウォールストリートチャンネルなど有力な海外メディアは6日、アップルが三星電子とモトローラに1台当り5~15ドルの特許ライセンスを提案したと報道した。これは、スマートフォン価格の1~2.5%に該当する。

新聞は、このようなアップルのライセンス提案を現在三星電子とモトローラがアップルに要求している通信関連のライセンス費用を下げるためのものと解釈している。

これと関連して国内の一部メディアは、三星が7日午前、役員会議を行ない緊急の意見調整に入ったと同日報道した。

携帯電話市場に遅く進出したアップルは、通信関連特許において三星電子、モトローラに比べ脆弱だ。モトローラは、自社の無線通信特許の使用条件として機器販売額の2.25%に該当するロイヤリティをアップルに要求したことがある。三星電子は、2.5%のロイヤリティを提示したことが明らかになった。

一方、三星電子側はアップルのライセンス関連の提案に対し「確認されていない」として、言及を差し控えた。

李・ジョンミン記者

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