知的財産ニュース アップル、米高等裁判所に三星製品の販売禁止を再度要請

2012年4月8日
出所: 電子新聞

3540

アップルが、米国連邦高等裁判所に三星電子のスマートフォンおよびスマートパッドの販売禁止を再度要請した。

ブルームバーグは7日(現地時間)、アップルがワシントンDCにある米連邦高等裁判所に三星製品の販売禁止を要請したと報道した。

アップルの弁護士マイケル・ジェイコブズ氏は「アップルは美しいデザインを創る革新的な会社」とし、「三星は当社の製品をコピーするのを中断してくれ」と話した。

アップルは昨年、カリフォルニア北部地方裁判所に三星のスマートフォンとスマートパッドの販売禁止を要請したが棄却された。これに対する本案訴訟は7月30日に開かれる。

三星の弁護士キャサリン・ソリバン氏は「当時の判事の判決を覆すほどの明白な誤りはない」とし、「7月に訴訟日程が決まっている」と話した。また、ソリバン弁護士は「アップルが平たいスクリーンと丸い角の長方形スマートパッド市場を独占しようとしている」と付け加えた。

また「消費者がデザインのために三星の製品を購入したり、アップルを購入しないという根拠はない」とし、「三星のスマートフォンは、アップルの製品と全く異なる製品だ」と述べた。

ウィリアム・ブライソン連邦高等裁判所判事は「アップルの主張のように、特許侵害と販売量の打撃に相関関係があるという十分な証拠がない」と述べたことが分かった。また、他の判事も「顧客を失った打撃は、特許侵害とは違う問題のせいもあり得る」という意見を述べた。

金・インスン記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195