知的財産ニュース RIM、特許ライセンシング会社に訴えられる

2012年1月26日
出所: 電子新聞

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リサーチインモーション(RIM)が、カナダの特許ライセンシング会社Wi-Lanから特許侵害の疑いで訴えられたと外国メディアが26日報道した。最近、業績悪化で最高経営者(CEO)が交代するなど、ブラックベリーが試練を乗り越えられるか注目されている。

Wi-Lanは、3000件余りの技術特許をもとに世界255ヵ所以上の企業に知的財産権をライセンシングしており、カナダの首都オタワで最も価値のある公開企業として評価されている。

Wi-LanがRIMに特許侵害されたと提訴した特許は2件(特許番号5515369,6232969)で、既に10年余り前に米国で登録されている。この特許は、本来他の企業が出願したものだが数年前にWi-Lanが特許権を買収した。

Wi-LanはRIMのブラックベリーの製品中、最大60個が自社の特許5515369を侵害したと主張。また、特許6232969は最近RIMが発売した「トーチ」、「ボールド」、「カーブ」のようなスマートフォンにある「sym」ボタンと関連していると主張した。

Wi-Lanはこれに先立ち、特許5515369侵害でテキサス・インスツルメンツ(TI)を提訴したため、RIMが自社の特許侵害の事実を知っていると主張。TIは、ブラックベリーのスマートフォン用部品を一部開発している。

一方、Wi-Lanのキャサリン・ヒュースポークスマンは「この訴訟は、最近のRIMのCEO交代とは全く関係がない」と強調した。

ジョン・ソヨン記者

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