知的財産ニュース 2011年第４四半期知識財産権動向

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2011年第４四半期知識財産権動向

• この動向資料は2012年1月2日までに受付けた資料(出願日基準、暫定値)を基に、2011年第4四半期に集計された知識財産権統計である。
  ※取り下げ、放棄などの理由により、受理時点の統計と多少の誤差がある。
  ※累計基準の統計も同時に集計
• 商標出願は新規出願件のみ集計
• 増減率は前年同期比基準

2012. 2.

2011年第4四半期知識財産権動向
知識財産権の出願件数は前年同期比10.1%増加

出願動向

2011年第4四半期の知識財産権出願件数は108,994件で、前年同期比10.1%増加した。
権利別では特許5.8%、商標22.2%、デザイン8.9%増加した。
※実用新案の場合、先登録制度、二重出願制度の廃止などで継続して減少(-14.4%)

内・外国別では内国人と外国人が各々10.8%、6.0%増加した。
特許では内国人が5.4%、外国人が7.2%増加した。
地域別では蔚山（ウルサン）が71.1%、済州（チェジュ）が51.5%と最も高い増加率を示した。
国家別では中国が48.7%、ベルギーが22.4%増加した。

出願人別では大企業と中小企業が各々5.4%、4.0%増加し、内・外国個人が各々17.5%、10.4%に増加した。
第4四半期に顕著な出願増加率を見せた出願人は、特許・実用新案では現代重工業、商標ではSMエンターテイメント、LG生活健康、デザインはオートクローバーであることが分かった。

登録動向

2011年第4四半期の知識財産権登録件数は65,120件で、前年同期比45.8%増加した。
権利別では特許が56.4%、実用新案が45.7%、商標が42.2%、デザインが26.7%増加した。

内・外国別では内国人が44.0%、外国人が51.2%増加した。
地域別では蔚山（ウルサン）と大田（テジョン）が各々79.2%、74.7%と最も高い増加率を記録した。
国家別ではカナダが42.5%、フィンランドが41.5%増加した。

権利者別では大企業が62.2%、中小企業が38.9%増加し、大学は147.9%、内国個人が51.4%と著しく増加した。
第4四半期の主要権利者は特許・実用新案ではLGイノテック、三星電機、商標では（株）熊津（ウンジン）ホールディングス、デザインはLGイノテックであることが分かった。

審査および審判動向

審査請求件数は48,045件で前年同期比5.6%増加した。
特許審査請求件数は45,425件で7.4%増加したが、実用新案では2,620件と前年同期比18.4%減少した。
PCT国際調査申請件数は7,055件で前年同期比13.4%増加し、国際調査処理件数は6,136件と26.1%増加した。

審判請求件数は4,510件で前年同期比24.6%増加し、審判処理件数は3,783件で前年同期比10.5%増加した。
権利別の審判請求件数を見ると、特許・実用新案は3,336件で33.2%、商標は1,061件で14.2%増加したが、デザインは113件で39.2%減少した。