知的財産ニュース グーグル「モトローラの特許、正当使用」…国際標準機構に書簡

2012年2月8日
出所: 電子新聞

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グーグルが、昨年買収に合意したモトローラの特許を正当に使用するという書簡を各標準化機構に発送する計画だと、ブルームバーグが関係者の話を引用して7日(現地時間)、報道した。この書簡は、グーグルの首席弁護士が署名したもので24時間中に発送される予定だ。

グーグルが書簡を発送するのは、グーグル発の通信特許訴訟が全面的に起きると懸念するモバイル企業と国際特許機構を安心させるための措置と思われる。

モトローラは、アップルを相手に特許訴訟で相次いで勝訴、特許使用料としてiPhoneとiPadの売上げの2.25%である10億ドル(約11兆1760億ウォン)を要求した。

特許研究専門企業エンビジョンIPのマウリン・シャー理事は「手紙の発送がグーグルに意味のある措置になる」とし、「規制機関は、これをグーグルが独占的地位に立とうと考えていない合図と解釈できる」と述べた。

グーグルのモトローラの特許ライセンシングを利用した接近方法は、会社の買収以後も変わらないとし、グーグルはフランド(FRAND)協約に立脚した条件を持続的に提供する計画だ。

グーグルのスポークスマンは「昨年8月に、モトローラモビリティー買収の合意を発表した後、モトローラの必須標準特許が、フランド協約によってライセンスされるのか多くの質問があったが、これを守る」述べた。

一方、ヨーロッパ規制当局は、来る13日までグーグルのモトローラ買収計画に対する適合性の可否を決める予定だ。

ジョン・ソヨン記者

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