知的財産ニュース 商標もスマート時代
2012年11月19日
出所: 韓国特許庁
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電子製品に「スマート」の単語が入った商標の出願が急増
最近、スマートフォンをはじめ、「スマート」という単語が入っている名前の電子製品をしばしば見かける。では、商標の面から見た場合、電子製品にとって「スマート」または「smart」は、文字通り「賢い」商標なのか?
韓国特許庁によると、2012年10月31日現在、電子製品において「スマート」または「smart」という単語が含まれた商標の出願件数は、全体の約1000件以上であり、そのうち約600件が登録済みだ。これまでの出願は約100件弱で緩やかに上昇してきたが、韓国でスマートフォン加入者が大衆化の基準(加入件数500万)を越えた2010年10月以降の2011年(381件)と今年(232件)には、出願が爆発的に増加したといえる。商品の範囲を電子製品に限らないと、その数値はさらに増える。
「スマート」という名前が付けられた商品はスマートフォンだけではない。スマートテレビ、スマートカード、スマートセンサー、スマート自動車など、耳慣れている単語が4~5個もある。スマートが従来の商品名に付け加えられ、新しい概念の用語として生まれ変わったのだが、共通点は全て「コンピューターの支援機能を兼ね備えた」製品だということだ。
「スマート」という単語のこうした意味により、電子製品には「スマート」や「smart」が組み合わさった様々な形の商標の出願も続くと予想されている。
しかし、商品の特徴を直接表現している「スマート」のような単語は、一般需要者がそれを商標として認識し難い上、特定人に独占的な利用を許可してはならない単語だ。
こうした理由で、電子製品に関しては、「スマート」または「smart」を含める商標は、それ自体では決した「賢い」商標とはいえない。
韓国特許庁商標3審査チームのオ・ヨンホ課長は、「スマートまたはsmartを商標として登録を希望する場合、その商標なりの特別な何かが欠けている文字自体は登録が難しい。他の取引者と差別化を図った何かを持っているべきだ。」とアドバイスした。
独特な図案化で登録された実例をみると、
などがある。
資料:スマートまたはsmartを含めた商標の出願・登録の現状(2012.10.31現在)
2012 |
2011 |
2001~2010 |
1991~2000 |
|
---|---|---|---|---|
09類 電子製品 |
232 |
381 |
847 |
133 |
全類 |
825 |
1071 |
2592 |
885 |
09類 電子製品 |
全類 |
合計 |
---|---|---|
630 |
2106 |
2736 |
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