知的財産ニュース KEIT-特許庁、25大産業技術別160件の未来有望技術を選定

2012年2月8日
出所: デジタルタイムズ

3462

韓国産業技術評価管理院(KEIT)は韓国特許庁と共同で、去る10年間における特許情報分析を通じて25大産業技術分野のメガトレンドを分析し、160件の未来有望技術を選定したと8日明らかにした。

25大産業技術分野は、IT融合、ナノ融合、バイオ、次世代医療機器、次世代ロボット、RFID/USN、自動車、造船、金属材料、繊維衣類、プラントエンジニアリング、半導体、ディスプレー、LED/光、ホーム/情報家電、DTV/放送、次世代移動通信、広域統合網(BcN)、ソフトウェア、次世代コンピュータ、知識情報セキュリティなど。

各産業技術の分野別主要未来有望技術は、IT融合ではリアルタイム3Dデジタル安全マップ技術、船舶生涯周期管理技術などで、ナノ融合分野ではナノ記憶素子、ナノ融合2次電池および太陽電池など。バイオではバイオ燃料、バイオプラスチックおよびバイオポリマーなどで、次世代医療機器では手術用ロボット、次世代ロボット分野では職業専門および個人サービスロボット、自動車では代替燃料技術、車両用通信技術、充電技術などが挙げられた。造船ではLNG運搬船、海洋エネルギー発電プラントなどが、半導体では自動車システムオンチップ(SoC)、グリーンSoCなどが、ディスプレーでは有機発光ダイオード(AMOLED)モジュールと装備・素材、フレキシブルディスプレー用装備とAMOLEDなどが未来有望技術に選ばれた。LED/光分野ではLEDパッケージと素材、照明エンジンなどが、ホーム/情報家電ではスマートホームクラウドシステム、融合端末機、3D機器と装備、3D融合サービスシステムなどが挙げられた。

DTV/放送ではスマートNスクリーン、ソーシャルメディア、放送クラウド、IPTVなどが選ばれ、次世代移動通信では融合サービスプラットホームと融複合端末機などが、BcNでは有無線移動型アクセスシステム技術とギガ級の加入者送信システム技術などが、ソフトウェアでは内蔵型システムSW、人工知能SW、実感型インタラクションSWなどが、次世代コンピュータ分野ではウェアラブルコンピュータハードウェア、クラウド仮想システムと応用システム技術、ソーシャルネットワーキングサービスなどが、知識情報セキュリティではクラウドのセキュリティ、スマートグリッドのセキュリティなどが選ばれた。

KEITは、25大産業技術の分野別国家間技術競争分析、国家別技術力推移分析、主要企業の現況分析、今後R&D開発テーマ発掘のために未来有望技術を提示する報告書(特許分析を通した産業技術メガトレンド)を新産業・主力産業、情報通信産業に分類して、計2冊の報告書を発刊すると説明した。報告書はKEITホームページ(www.keit.re.kr)発刊物コーナーからダウンロードできる。

金・スンニョン記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195