知的財産ニュース LG電子もスマートフォン特許訴訟に巻き込まれた

2012年7月24日
出所: 電子新聞

3647

LG電子もアメリカでスマートフォン関連の訴訟戦に巻き込まれたことが明らかになった。

LG電子は、24日、タッチスクリーン製造会社のフラットワールド・インタラクティブズ(Flatworld Interactives)が米デラウェア州でスマートフォンとスマートパッドに用いられたタッチ技術が特許侵害したと申し立てたと発表した。

LG電子の関係者は、「具体的な特許侵害内容を確認して対応したい」とコメントした。

フラットワールド・インタラクティブズは、4月にアップルを相手取ってタッチ技術特許侵害の訴訟を提議したが、LG電子も同じケースだとみられる。

フラットワールド・インタラクティブズが問題にした技術は、指で画面を弾く技術など、タッチを利用した動作だ。タッチ技術特許を侵害したと主張している機種は、LG電子のスマートフォンとスマートパッドのうち、「Optimus」、「Elite」、「Viper」、「Lucid」、「Nitro」、「Spectrum」などアメリカで発売している20種類の商品だ。

訴訟を起こしたフラットワールド・インタラクティブズは、「特許管理会社」の疑惑が持たれている企業である。

特許管理会社とは、特許を買収して特許侵害者を突き止めては訴訟を起こし、ロイヤルティー収入を得ている企業のことだ。

チェジョンクク国際特許法律事務所の鄭ウソン弁理士は、「スマートフォンとスマートパッド市場は、IT産業に新しい活力を吹き込み、モバイル産業全体の新エンジンになっていることが示された。市場の拡大と競争の激化は、特許戦争の原因となっている。数十社のメーカーは、自社が保有している数千、数万の特許カードを見比べながらモバイル特許紛争をさらに激しくさせている。」と説明している。

金インスン記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195