知的財産ニュース 第118回広交会、知的財産権に関する苦情が13.56%増

2015年11月6日
出所: 中国知識産権資訊網

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11月4日、第118回中国輸出入商品交易会(広州交易会、以下、「広交会」)が広州で閉幕した。今回の広交会で受理した知的財産権紛争事件、権利侵害と訴えられた企業、権利侵害と認定された企業の数はいずれも前回より増加した。閉幕記者会見で徐兵報道官が明らかにした。

徐報道官によると、第118回広交会では知的財産権に関する苦情603件を受け付け、前回の第117回より72件、13.56%増加し、昨年秋の第116回より77件、14.64%増加した。訴えられた企業の数は前回より197社、29.71%増の860社、権利侵害と認定された企業の数は前回より2社、0.55%増の368社となっている。昨年秋の第116回広交会に比べ、訴えられた企業は234社、37.38%増、権利侵害と認定された企業は39社となり、11.85%の増加であった。

また、今回の広交会の知的財産権紛争事件に、1. 意匠関連紛争が298件、専利(特許、実用新案、意匠)全体の71.12%を占める 2. 商標関連紛争で権利侵害と認定された比率が高く、61.57%に達する 3. 外国に関わる紛争が約4割を占める――などの特徴が見られた。

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