知的財産ニュース 工商総局、知的財産権の濫用を禁止する規則を発表、8月1日より施行

2015年4月14日
出所: 工商総局公式サイト

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経営者が知的財産権を濫用し、競争を排除·制限する行為を制止するため、国家工商行政管理総局がこのほど、「知的財産権濫用による競争の排除、制限行為の禁止に関する規定」を正式に発表した。独占禁止法を補完するもので、知財権行使と優越的地位の濫用との線引きを明確化し、違反行為への罰則を定めた。8月1日より施行される。

この「規定」は全19条からなり、経営者間の知的財産権行使による独占合意や、市場の支配的地位を占める経営者が知財権行使の過程で競争の排除と制限を行うこと、パテントプールや標準規格内の知的財産権行使による独占行為など、独禁法違反に該当する知財権濫用の行為を具体的に定めている。

国家工商行政管理総局の責任者によれば、知的財産権分野における独占禁止は、独占禁止に関する法執行の重要な一環である。ここ数年、知的財産権を濫用して競争を排除または制限するという行為が、徐々に独占禁止関連の法執行機関に注目されつつある。この行為によって革新が促進されないだけでなく阻害され、競争が損なわれるため、知的財産権保護の趣旨に反し、独占禁止に関する問題を引き起こす可能性が高いという。

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