知的財産ニュース 上海知識産権法院、知的財産権事件1052件受理

2015年9月10日
出所: 最高人民法院公式サイト

ipshow_BID_5794.html

9月9日に最高裁が開いた記者会見で、上海知識産権法院の呉偕林院長は同裁判所の活動状況を紹介した。

上海知識産権法院は昨年12月28日に設立され、今年1月1日より正式運用を開始した。これまでの8ヶ月間で、各種知的財産権事件1052件を受理した。内訳は知的財産権行政事件が1件、訴訟前権利侵害中止申請が1件、訴訟前保全が12件、民事第一審事件が598件、民事第二審事件が440件。分野別に見れば、専利(特許、実用新案、意匠)権関連が320件、著作権関連が571件(コンピューターソフトウエア関連276件を含む)、商標権関連が71件(中国馳名商標認定関連14件を含む)、不正競争が34件(ノウハウ関連6件を含む)、技術契約·開発委託契約·許諾契約関連が54件となっている。

呉院長によると、上海知識産権法院は院長、法廷長が重大事件の審理を担当する制度の整備を進めている。院長、法廷長が担当した事件は全体の21.2%を占めるという。

本ページに関するお問合せ

ジェトロ・北京事務所 知的財産部
Tel:(+86)10-6528-2781(日本語可)
E-mail: PCB-IP@jetro.go.jp