知的財産ニュース 国務院、起業とイノベーション推進政策を公布、知財権保護を強調
2015年6月18日
出所: 国家知識産権戦略網
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中国国務院は16日、政府が進める「大衆創業、万衆創新」(大衆の起業、万人のイノベーション)戦略を推進するための新しい政策「大衆創業·万衆創新の更なる推進の若干政策措置に関する意見」を公布した。転換期を迎えた中国経済の新たな成長原動力と位置付ける起業とイノベーションを促進するため、制度、財政、金融、ベンチャー投資など9分野、30項目の政策を打ち出した。
これらの政策には、1. 公平競争審査制度の発布を加速し、統一的で透明性、秩序性のある、規範的な市場環境を構築するために、独占と不正競争を規制し、創業·革新の発展に不利である独占協議と市場支配地位の濫用及びその他の不正競争行為を排除する 2. 企業信用情報公開制度の構築と規範化を進め、厳重違法企業リスト管理弁法を作成し、創業者の信用と市場参入、優遇政策享受とを連動させ、信用管理に基づいた創業·革新監視管理モデルを整備する――などの内容が盛り込まれている。
また、ビジネスモデルを含めた新型イノベーション成果の知的財産権保護を強化する方針を明らかにしたほか、知的財産権取引を積極的に推進し、全国の知的財産権運用公共サービスプラットフォームの構築を加速し、知的財産権の保護支援メカニズムを整備し、出願審査、権利侵害処理の周期を短縮し、権利者の立証責任を合理的に確定し、行政調停等の非訴訟紛争解決ルートを整備するとしている。
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