知的財産ニュース 中国テンセント、国内ブランド価値ランキングで首位に躍進

2014年6月28日
出所: 中国経済網

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中国の調査会社·胡潤研究院が27日、毎年発表している中国のブランド価値をランク付けする「胡潤·ブランドランキング2014」を発表した。中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は、中国工商銀行と中国移動(チャイナ·モバイル)を抜いて、初めて最も価値ある中国ブランドの地位についた。

胡潤研究院は9年連続で同ランキングを発表している。過去の同ランキングのブランド価値を見ると、中国移動と中国工商銀行は圧倒的な優位により、交替で首位を占めていた。今回発表されたランキングによると、8億のユーザーを抱えるテンセントが2013年に比べて、ブランド価値を136%増加させ、2080億元(約3兆3900億円)に達し、民間企業として初めて中国ブランド首位獲得を果たした。テンセントが開発したメッセンジャーアプリWeChat(微信)、オンラインゲームおよび動画などのサービスを業界から評価されたのは、テンセントのブランド価値の増大につながったと、アナリストに分析された。

テンセントの他に、検索最大手の百度、電子商取引最大手のアリババも好調。百度は1900億元(約3兆1000億円)のブランド価値で4位につけ、アリババが運営する中国最大の通販サイトであるタオバオは、今年唯一新たにトップ10入りしたブランドとなり、5位に浮上した。またアリババのB2Cの天猫、決済サービスの支付宝もランクインした。

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