知的財産ニュース 上海に「知的財産権司法保護国際交流基地」を設立=最高裁

2014年9月26日
出所: 新華網

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9月25日、「中国裁判所知的財産権司法保護国際交流(上海)基地」が設立された。国際組織と関連国家との交流、協力を強化し、中国の知的財産権司法保護のレベルと影響力を高めることを狙い、最高人民法院(最高裁)が昨年12月、同基地の設立を認可した。

国内裁判所がここ数年受理した知的財産権事件は急増している。昨年、全国の受理件数が11万件に達し、世界で最も多かった。これに伴い、新しいタイプの知的財産権事件と外国関連当局に関係した事件の数も増加している。上海に新設された国際交流基地で、各国との協力を深め、改革と技術イノベーションを促すことが期待される。

最高裁の陶凱元副院長が設立式典に出席した。陶副院長は演説の中で、交流基地は中国裁判所が各国の知的財産権司法保護の経験を学ぶ重要なルートとの認識を示し、司法の実務を踏まえて国際交流協力の長期体制整備に取り組むよう求めた。

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