知的財産ニュース 華為やZTE、米特許専門会社TPLとの特許侵害闘争で勝利

2014年2月22日
出所: 中国

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中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)が、米特許専門会社TPLとの特許権侵害闘争で勝利を獲得した。

米国国際貿易委員会(ITC)は今月19日(現地時間)、TPLが、中国の華為技術、中興通訊、韓国のサムスン電子やLG電子など、端末機を製造するメーカーらを相手取って起こしていた特許権侵害審判で「TPLの特許5809336号を侵害してはいない」との裁定を下した。

TPLは、自社が保有する特許を利用し、メーカーなどを相手取って訴訟を起こし、巨額の示談金や損害賠償金をせしめる「パテント·トロール(特許の怪物)」の一つとされている。

TPLは2012年7月、スマートフォン(多機能携帯電話端末)のメーカーが使用している「モバイル·アプリケーション·プロセッサー(モバイルAP)」という技術が、TPLの特許権を侵害していると主張し、ITCとカリフォルニア州北部連邦地裁に提訴していた。端末機のメーカーは「特許権を侵害してはいない」と主張しており、ICTは昨年9月、予備審査を経て「被告の各メーカーは特許権を侵害していない」との初歩的判断を下していた。

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