知的財産ニュース 上海知的財産権裁判所が業務開始、第3中級法院と行政管理を共有

2014年12月31日
出所: 国家知識産権網

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12月28日、北京、広州に続いて上海知的財産権裁判所が正式に設立された。北京、広州の知的財産権と比べると、同日に業務開始した上海市第3中級人民法院(地方裁判所)と行政管理部門を共有するのが特徴である。

上海市高級人民法院が発表した「上海知的財産権裁判所の職責履行に関する公告」によると、上海知的財産権裁判所は、上海市の 1. 専利、植物新品種、集積回路配置図設計、ノウハウ、ソフトウェアに関する第一審の知的財産権民事、行政事件 2. 著作権、商標、不正競争などに関する行政決定に不服とし提起した知的財産権行政事件 3. 独占に関する民事第一審事件 4. 著作権、商標、技術契約、不正競争などの一審判決に関して提起した控訴審――などを管轄する。

市第3中級人民法院と上海知的財産権裁判所の院長を兼任する呉偕林氏は当日行った記者会見で、機構設置の簡素化、効率化を図るため、両裁判所は裁判部門をそれぞれ持つが、行政管理、人事、宣伝などの部門を共有することにしていると説明した。

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