知的財産ニュース 国家知識産権局、「特許代理業の発展促進に関する若干意見」を発布

ipshow_BID_4779.html

国家知識産権局はこのほど、「特許代理業の発展促進に関する若干意見」を発布した。特許代理業のサービス能力の底上げを狙う一連の新施策が盛り込まれた。

同局条法司の責任者は「意見」の特に注目すべき点として、1. 在学中の大学院生の弁理士試験受験要件の緩和、2. 代理業務経歴に関する認定規定の調整、3. 代理業務への需要が高い地域での支店設立要件の緩和――の3つを挙げた。このほか、「意見」には業界退出、市場環境、監視管理などに関する施策も盛り込まれている。

30年間の発展を通じて中国の特許代理業は規模が拡大しつつあるとともに、サービス能力も安定的に向上している。一方、総体的に見て人材やサービスの質の不足と地域的不均衡などの課題もみられる。国家知識産権局はこれら課題の解決に着目して同「意見」を作成、発布した。