知的財産ニュース ネット通販化粧品の2割が模倣品、アマゾンなども模倣品扱い

2014年3月21日
出所: 広州日報

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国内大手ネット通販サイトの「当当網」とアマゾンで販売された化粧品の一部が模倣品であることが分かった。自社運営の商品ではなく、模倣品販売の出店者の店舗を既に閉鎖させたという旨の声明を、両社とも出したが、消費者信頼感の低下が響いた。中国中央テレビ局(CCTV)が19日報じた。

CCTVの調査によると、問題となった化粧品は何れも正規なルートを通じて仕入れたものではなく、メーカーが鑑定した結果、模倣品であることが判定された。国内では近年、ネット通販大手が偽物の化粧品を扱う事例が後を絶たず、消費者の10人のうち9人が化粧品の真偽を疑うとの調査結果もあったほど、深刻な課題になっている。

「自社の商品は模倣品ではなく、ネット通販のライセンスを取得していないだけ」と主張する業者も多い。しかし、中国電子商取引研究センターのデータによれば、このような「正規商品」を除いても、ネット上で販売された化粧品の売上高はメーカーが供給したものを2割も上回っている。模倣品が2割以上を占めることを意味する。

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