知的財産ニュース 海賊版ソフトウェアによる損失額が約5000億ドルに、IDC予測

2014年4月1日
出所: 中国知識産権資訊網

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インターナショナル·データー·コーポレイション(IDC)はこのほど、マイクロソフトの依頼を受けて、シンガポール国立大学と共同実施した調査研究の結果として、海賊版ソフトウェアが各国の企業にもたらす損失額は今年約5000億ドルに達すると予測した。

世界の15の国·地域のIT関係者、政府職員、消費者1700人を対象に実施したこの調査で、各国企業は今年、セキュリティ問題に1270億ドル、情報漏洩の処理に3640億ドル、合わせて海賊版のもたらす問題に4910億ドルを費やすと、IDCが分析している。

このうち、組織的な犯罪による損失額は3150億ドルに達すると見込まれる。また、ウィルスに感染したパソコンの修復に、個人ユーザーが250億ドル、12億時間を費やすと予測し、消費者も海賊版ソフトウェアの影響から免れることができないと指摘した。

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