知的財産ニュース 2012年、ネイチャー誌の中国論文掲載数が50%増、数年で日本を抜きア太地域トップへ

2013年3月22日
出所: 人民網

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英科学雑誌『ネイチャー』のアジア太平洋ウェブサイト版はこのほど、2012年「Nature Asia-Pacific Publishing Index」を発表し、「アジア太平洋の科学研究は世界で重要な地位を占めている。特に中国は2012年に質の高い学術論文の掲載が急増しており、今後数年で、中国の論文掲載数は日本を抜いてアジア·太平洋地域のトップとなる見通しだ。」と指摘した。

「Nature Asia-Pacific Publishing Index2012」はアジア·太平洋地域の科学研究機関が2012年、ネイチャー系列の雑誌18冊に掲載した学術論文数をまとめ、各国及び各科学研究機関の学術成果を評価したもの。報告書によると、2012年の中国の学術論文掲載数はアジア·太平洋地域で2位だったが、伸び幅は最も大きいの50%増となっており、世界ランキングでも23位から12位に浮上した。中国の科学研究機関は日本のアジア太平洋地域における首位の座を脅かす。

アジア太平洋地域のトップ10の研究機関のうち、日本が6つの席を、中国が2つの席を占めた。ベスト200のうち、中国が51の席を占め、しかも多くの研究機関は昨年に順位をあげた。中国の科学研究機関ランキングベスト5は「中国科学院」、「中国科学技術大学」、「清華大学」、「北京大学」と「上海交通大学」の順となっている。

東京大学の論文発表数は2012年、アジア太平洋地域で1位を維持した。しかし2013年1月の連続統計データによると、中国科学院の論文発表数は東京大学を抜き、アジア太平洋地域で1位になった。中国の科学研究機関が日本を抜いたのは、同ランキングが発表されてから初めてである。

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