知的財産ニュース 技術的貿易障壁による中国企業の損失は685億ドル、2012年

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昨年、全国の輸出企業の23.9％が外国の技術的貿易障壁の影響を受けた。総損失は685億ドル。国家質量監督検験検疫総局が29日の記者会見で明らかにした。

同総局は今年1月から、国内企業3152社を対象にアンケート調査を行った。回収された3137件の中に、昨年に外国の技術的障壁を受けたと答えた企業は全体の23.9％で、総損失は685億ドルに上る。前年に比べて損失額は約62億ドル増え、対輸出総額比は0.07ポイント高い3.34％となっている。

影響が大きかったトップ5国·地域は欧州連合（EU）、米国、オーストラリア·ニュージーランド、ラテンアメリカ、アセアンの順で、これら国·地域で受けた損失額が全体に占める比率はそれぞれ、32.6%、26.1%、8.1%、6.7%、5.2%となっている。

分野別に見れば、技術的障壁の影響が大きかったトップ5分野は、機電·計器、化学工業·採鉱·金属、紡織·靴·帽子、農作物·食品、木材·紙·非金属。影響が大きかった国内5地域は広東省、浙江省、江蘇省、山東省、上海市だった。