知的財産ニュース 中関村企業の専利出願、過去10年間で11万件超、年平均29.9%増

2013年1月3日
出所: 北京日報

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中関村国家知的財産権制度モデルパークの企業による専利(特許、実用新案、意匠を含む)出願件数は過去10年間に年平均29.9%増え、累計で11万件以上に達した。同じ時期の北京市全体の増加率21.2%より8ポイントも上回っている。中関村知的財産権促進局の徐正祥局長への取材で分かった。

中関村科学技術パークが1988年に設立されてから2002年までの15年間に、進出企業による専利出願件数が6826件だった。しかし、2003年に国家知的財産権制度モデルパークに認定されてから2002年11月までのおよそ10年間に専利出願の総件数が以前の16.7倍の11万件となった。2002年の専利出願件数が2370件でその年の北京市の総出願件数の17.1%を占めたが、2012年は1~11月だけでおよそ10倍の2万3619件に達し、市の総出願件数の29.3%となっている。

専利出願の質も改善しつつある。過去10年間の特許出願が三種類権利全体の64.4%を占める7万3302件で、特許登録件数が同37.5%の2万691件。一方、前の15年間のこの2つの指標はそれぞれ35.6%と9.9%だった。

「年間出願件数が2001年に1000件を超え、7年後の2008年に1万件以上に達したのに対し、2万件突破はわずか3年後の2011年だ」と徐局長が指摘し、「中関村のハイテク産業の急成長がうかがえる」との認識を示した。

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