知的財産ニュース 北京、出願9万件に弁理士がたった3000人、深刻な不足

2013年4月8日
出所: 北京青年報

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北京市は昨年、特許と実用新案、意匠の三種類権利の出願件数と登録件数は何れも過去最高を記録したが、専利代理人(弁理士)はたった3254人で、弁理士不足が深刻な課題となっている。

このほど開かれた北京市知的財産権活動会議で発表されたデータによると、2012年に北京市の専利(特許、実用新案、意匠を含む)出願件数は過去最高の9万2300件に達した。年末時点の有効特許が6万9500件、人口1万人当りの保有件数が国内最多の33.6件。一方、専利代理機構が251社、専利出願に携わる弁理士が3254人で、弁理士の数と代理業務の需要に大きなギャップがある。

国内では弁理士が月収2万元以上の高収入層である。不足の原因については高い参入障壁と業界への理解不足と関係者が挙げている。市知識産権局の責任者によると、同局は昨年に北京大学と「専利代理」法律修士課程を共同で開設したり、理工系卒業生の代理機構における実習を支援したりするなどして、人材の育成に取り組んでいる。

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