知的財産ニュース 第3四半期の特許出願が3割超、構造改善続く

2013年12月6日
出所: 国家知識産権網

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国家知識産権局が受け付けた国内特許出願の比例は3ヶ月連続で30%を超え、10月に36.2%に達した。中国のイノベーション力の向上に伴い、特許、実用新案、意匠の三種類権利の構造が絶えず改善され、権利の質も向上しつつあることが伺える。

国家知識産権局の統計によると、今年第3四半期の国内特許出願は全体の30.7%を占め、前年同期比4.1ポイント上昇した。今年1~9月のこの比例は28.6%。また、15の副省級·計画単列都市の中、12都市は特許出願が全体の30%以上だった。同局関係者によると、特許出願が占める比重の増加で権利出願の質の改善が続き、今年の特許·実用新案·意匠の三種類権利の比例関係が3:4:3になりそうだ。

上海大学知的財産権学院の陶きん良·院長は、構造上の変化から知的財産権の数より質を重視するようになる国の姿勢が伺えると指摘するとともに、中国は企業のコア技術開発を奨励し、知的財産権の運用·保護の強化を含めたイノベーション奨励体制の整備で特許の質を根本的に改善する必要があるとの認識を示した。

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