知的財産ニュース ファーウェイが6億ドルを5Gの研究開発に投入する予定、国際通信市場の新たな特許争奪競争

2013年11月11日
出所: 通信産業網

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中国移動(チャイナ·モバイル)は11月6日に4G携帯電話の販売を開始した。華為(ファーウェイ)は同日、2018年までに6億ドル以上を投じ、5G技術の研究と革新を進めていくと表明した。同社はまた、2020年から5Gモバイルネットワークの実用化を実現し、モバイルブロードバンドのピーク時の速度を、現在の4Gの100倍に相当する10Gbpsに引き上げると発表した。

4G時代から特許保有件数で大きな進展を遂げ、世界の一流通信企業と匹敵できるようになったファーウェイは、さらに5G通信技術にも早くから目をつけ、09年から研究開発に着手した。MWC2011、2012(Mobile World Congress)において、同社が展示していた「UltraNode」という基地局装置では、50Gビット/秒程度のスループットまで期待できるという。

ファーウェイの徐直軍CEOによれば、10Gビット/秒に達する5Gモバイルネットワークが実現すれば、人々は1秒内で複数の高画質映画をダウンロードし、より深い動画通信の体験を楽しめる。ファーウェイは現在、5Gモバイルネットワークをサポートする技術の初歩的な進展を実現しているが、研究·革新の任務は今後も長く続けられることになるという。

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