知的財産ニュース マイクロソフト、清華大学と知的財産権センターを共同設立

2013年10月30日
出所: 法制日報

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米マイクロソフト社はこのほど、「イノベーションと知的財産権共同研究センター」を中国の名門大学、清華大学と共同設立した。設立に関する調印式は北京で行われ、その合意内容によれば、センターは国内外の有識者を招聘し、イノベーションに係わる政策、知的財産保護などの課題について研究を展開する。

清華大学法学院の王振民院長によると、共同研究センターは学科と領域を跨ぐ研究機構で、研究対象は知的財産権だけでなく、知的財産権関連の法律、政策も含まれる。今後は特許システムやソフトウェア著作権保護、知的財産権訴訟手続など課題の研究を進める予定。センターは清華大学以外の大学や実務部門の専門家にも開放される。当面は清華大学の法学院、新聞伝播学院、公共管理学院からの研究者10数名が研究に励んでいる。

マイクロソフトの法務本部(LCA:Legal & Corporate Affairs)のゼネラルカウンセル兼エグゼクティブ·バイスプレジデントを務めるブラッド·スミス氏は、「清華大学との協力を通じて、改善されつつある、イノベーションを奨励し知的財産権を尊ぶ社会環境の構築に寄与したい」と期待を示した。

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