知的財産ニュース テンプHD、上海の自動車研究開発センターを稼働

2013年4月26日
出所: 東方網

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日本の人材サービス大手企業であるテンプホールディングス(テンプHD)傘下のテクシード上海(特酷時度汽車技術開発上海有限公司)が、自動車の開発を手がける研究開発(R&D)センターを、4月から本格的に稼働すると発表した。

4月に開業した同センターは、自動車の企画立案から設計、試作までの一連の設計開発事業を、一括受注できる上海唯一の外資系企業となる。世界先進技術を導入し、自動車開発の総コストと開発期間を10~20%減らすことができるという。同センターは自動車のデザイン開発を主業務とし、さらに情報機密保持技術などを手がける。

中国の自動車産業は、すでにオリジナル車種の自主開発の時期を迎えている。デザイン力や機能性、安全性、新エネルギー対応などの環境に配慮した中国オリジナルブランドの自動車開発が求められているものの、依然として多くの技術的な課題を抱えている。日本テクシードはこの世界最大の自動車市場である中国では、日本の技術力が評価され、自動車メーカー向けR&Dアウトソーシング事業が展開できると見込んだ。

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