知的財産ニュース パナソニック 中国市場向け空気清浄機を開発

2013年7月11日
出所: 深セン新聞網

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中国では北方各都市の大気汚染が深刻化している。健康への懸念が拡大し、特に子供への影響が心配され、空気清浄機を購入する家庭が増えている。日本の家電大手パナソニックはこの拡大しつつある中国市場を狙って、中国向けの空気清浄機の開発に力を入れている。

同社はこのほど広東省広州市で、中国市場のニーズを踏まえて研究開発した新型加湿空気清浄機を発表した。8月1日に中国市場で発売されるという。

この製品はパナソニック傘下の広東松下環境系統有限公司が開発製造したもので、高い電圧をかけて水分子を分離させることで生じたプラズマクラスターが、浄化された空気とともに室内に放出され、空気中の菌やにおいを抑える働きがある。集塵脱臭フィルターも搭載され、微小粒子状物質(PM2.5)などの粒子状物質やオフィスによくある汚れを効果的に吸着することができ、オフィスでの利用に向いている。

同社の中国法人·松下(中国)家電営銷公司の張凱総経理(社長)によると、空気清浄機市場は2013年から15年にかけて急速に拡大する見込みで、13年に空気清浄機売上高の伸びが150%に達することを目指すという。

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