知的財産ニュース 香港、「原付与特許」制度の導入を検討

2013年2月12日
出所: 人民網

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香港特別行政区政府が特許制度の見直しを進めるために設けた「特許制度検討諮詢委員会」はこのほど、昨年12月に行なった意見募集の結果などをまとめた報告書を政府に提出し、香港で「原付与特許」制度を導入するよう提案した。香港商務·経済発展局が明らかにした。

同諮詢委員会は報告書の中で、「原付与特許」制度は政府の知的財産権を保護する姿勢を表明するうえ、その他の分野の進んだ経済体制に相応しい特許制度の整備、香港のニーズに合わせた特許審査の基準、手続きなどの確立にも繋がるものだと分析している。

商務·経済発展局の報道官は、「原付与特許」制度により人材の育成·誘致、代理産業の発展、理工系卒業生の就業などが促進されるだろうとの認識を示し、これからは具体的な実施策について諮詢委員会と検討していくと説明した。

このほか、報告書では、現行の再登録制度の保持、短期特許制度の改善、特許代理サービスを対象とする全面的な監視·管理システムの確立などが提案されている。

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