知的財産ニュース 遼寧省専利条例:専利標識の不正表示に最高20万元を処罰

2013年7月30日
出所: 遼寧新聞網

ipshow_BID_3920.html

遼寧省第12期人民代表大会常務委員会が7月29日に開いた第3回会議で、「遼寧省専利条例(草案)」が審議された。専利(特許、実用新案、意匠を含む)保護を一層強化することを狙い、同条例には、専利権を取得していない製品に専利標識を表記した場合、最高20万元の過料に処するとの内容が取り込まれた。

条例によると、専利権を取得していない製品またはその包装に専利標識を表記し、もしくは許諾無しで他人の専利番号を製品とその包装に表記し、販売した場合、専利管理当局は当事者に5~10万元の過料に処する。情状が深刻な場合、10~20万元の過料に処する。

発明、イノベーションを奨励するため、条例は専利権を取得した企業、研究機関などに対し、発明者、設計者に報奨金を与えることを求めている。

省知識産権局の胡権林局長によると、遼寧省の昨年の専利出願は特許出願1万9740件を含む4万1152件で、全国で7位となっているが、特許登録件数が3966件に留まり、11位だった。

本ページに関するお問合せ

ジェトロ・北京事務所 知的財産部
Tel:(+86)10-6528-2781(日本語可)
E-mail: PCB-IP@jetro.go.jp