知的財産ニュース 著作権法改正案、第2稿に権利内容を追加

2013年7月9日
出所: 中国新聞出版網

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「注目を集めている未解決課題を、改正案第2稿で解決した」。7月5日に北京で開かれた「衝突とWin-Win――著作権法改正と利益均衡」シンポジウムに出席した国家版権局·法規司の王自強司長が語った。

王司長は、改正案の作成に当たり、国家版権局は利益関係者のスポークスパーソンではなく、各方面の利益を均衡に保つ「調停者」だったと指摘し、今回の改正案には、1. 構造が大きく変わり、論理関係がいっそう合理化、2. 原作者や脚本家、ディレクター、ライターの二次使用料の取得権を新規追加したなど、権利内容が増加、3. 著作権利用許諾と市場取引に関する規定を大幅に改正、4. 保護レベルが一段と向上――の4つの特徴が見られると紹介した。

また、王司長は、「一般向け公開された意見募集稿を認める声が多かった。権利保護の強化に最も関心を寄せている」と説明し、改正作業に引き続き注目してほしいと話した。

シンポジウムは中国伝媒大学·媒体法規政策研究センターと北京法院知的財産権保護実践基地が共催した。

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