知的財産ニュース 国家知識産権局、今年も知的財産権法執行体制整備を引き続き推進

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国家知識産権局は知的財産権の法執行、権利保護をめぐる体制整備を今年も引き続き推進する方針を固めた。重点地域や重点産業を対象に知的財産権保護快速対応センターを設立し、全局的·地域的法執行活動指揮メカニズムの構築を進め、知的財産権保護をいっそう強化することにしている。このほど北京で開かれた「知的財産権の価値を尊い、企業の合法的権益を守る」シンポジウムでわかった。

中国は近年、知的財産権をめぐる行政法執行が強化されつつある。昨年に全国の各知識産権局で専利（特許、実用新案、意匠を含む）侵害紛争事件2232件（前年比73.６％増）を受理し、専利詐称事件6512件（同282.2％増）を処理した。市場進出における専利の重要性に関する企業の認識が向上する一方、群体的、繰り返し侵害が多発するようになっている。特に地域を跨ぐ権利侵害の摘発が困難で、シンポジウムにおいて、「政府は地域を跨ぐ知的財産権法執行を最重要な業務に据えるべきだ」と有識者が指摘した。